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温泉書道家 岸上 清香

日本語は情感あふれる美しい言語です。
私は、文字の筆画をそのまま用いながらも、従来の字形から解放された新たな平面構成を生み出すことにより、その文字が内包する世界観を書で表現しています。
毛筆で描く線は表情豊かです。
漢字は、三千数百年前に中国で生まれたと言われています。もともとは宗教的・呪術的な意味を現すものでしたが、少しずつ形を変えて現在に至ります。活字化された漢字は、どこか無機質で記号のよう。これらの漢字を表情豊かな線で描くことにより、命を甦らせることができると考えます。また、書道作品の中で重要なのは紙面に生まれる余白です。この余白が、鑑賞する皆さんにも自由に想像を膨らませる余地を与え、そしてそれがまた作品に命を吹き込みます。
私の試みは、遥か昔に生み出された漢字を我々現代人の感覚で再解釈し、その世界観を書で表現することによって、日本だけでなく、国境を超えて人々の共感や理解が交わる点を探すことです。そして世界中のより多くの人たちに、日本語、及び、日本の書道作品に興味関心を持って頂ければうれしいなと思っています。
大阪生まれ。京都在住。
旅と温泉とサウナが大好き。
2005年
園家文苑氏に師事
2019年5月
京都のギャラリー高瀬川・四季Airにて4人展「四墨奏」を開催
2023年
温泉好きが高じて「温泉書道家」としての活動(訪れた温泉地名を書で表現)をスタート
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